ファイル権限変更のコマンドをメモしておきます
ファイル権限変更系のコマンドはch
から始まります。「change」の略です。
chownの使い方
chown
(change owner)はファイルやディレクトリの所有者を変更するコマンドです。
基本的な使い方はchown <[所有者]or[所有者:グループ]> <ファイルorディレクトリ>
です。
% chown <userName>:<groupName> <directlyName>
※<>内の文字は適宜変更してください
再起的な権限変更を行う場合は「-R」のオプションをつけます。 再起的とはディレクトリを含め内包するファイル・フォルダに対して処理をすることです。 作業ユーザーを「apache」グループに所属させる場合、作業ディレクトリには「apache」で所有者・グループを設定します。
% chown -R apache:apache <directlyName>
chmodの使い方
chmod: (change mode) はファイルやディレクトリのアクセス権(パーミッション)を変更するコマンドです。
基本的な使い方はchmod <パーミッション> <ファイルorディレクトリ>
です。
% chmod -R 775 <directlyName>
※<>内の文字、パーミッションは適宜変更してください
chown
で設定したapacheグループにアクセス権を付与するためパーミッションは「775」に設定します。
ファイルもしくはディレクトリだけにアクセス権を付与する場合はfind
コマンドとの合わせ技を使用します。
ファイルのみ
% find <directlyName> -type f -print | xargs chmod 644
ディレクトリのみ
% find <directlyName> -type d -print | xargs chmod 775